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コドクリマガジン

自分だけ良ければ、自分だけ楽しければそれでいいの?

2018年02月14日

あれやだ!これやだ!の仲間の意見を組み込んで、それぞれが食べたい具材だけ選ぶ事になったフルーツポンチ作り!ですが、またもや事件が!?

 

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意見がまとまったので、いよいよフルーツポンチ作り!

しかし大玉のスイカ。

全てをくりぬくには時間も根気も必要。

途中で飽きて遊び出す子達もちらほら。

それでも最後まで諦めず1時間集中したのはただ1人、二年生のKちゃんでした。

 

私も盛り付け手伝うね、と白井とKちゃんが2人でしていると、

リーダーのTくんが「ごめん!俺もやるよ!」と手伝いに来ました。

出来たよー! とみんなを呼ぶと、再び事件が。

先ほどのNちゃんが「私やだ!いらない!美味しくないもん!」と。。

するとリーダーのTくんが 「作ってないのにわがまま言わない!食べれるのだけ食べな!」と。

 

 

そしてその時再び事件勃発。笑

5歳のEくんが大きなくしゃみを!それと同時に長〜い鼻水が。

すると「きもい!こっち来ないで!」と女の子。

それはさすがに注意をしようとすると、間髪入れずにリーダーが「人の悪口を言うのはダメだよ!かわいそうだよ!」と、 男気を見せたリーダーTくん!

 

 

笑って居たみんなも自然とやめ、ティッシュ!ティッシュ!と同じチームのリーダーであるRちゃんがティッシュを貸してあげました。

様々なドラマが生まれたおやつタイム。

 

しかし。

 

 

おやつを食べ終わった後、それぞれ片付けもせずに遊び出す男の子たち。

「みんな〜!片付けようよ!」と大人たちで 何度か大きな声で声をかけるも、ロッジはロフト付き。

子どもたちには秘密基地のようで楽しくて仕方ありません。

結局またまたKちゃん1人で片付けをすることに。

(もちろんこう言う時は先生たちも手伝います)

 

Kちゃんの凄いところは「やってよ!」と怒るの ではなく、黙々と今自分が何をすべきか?を考え、行動にすぐに移すところ。

ロフトを見上げ「ふぅ。」とため息をし、「やるか!」と一言、スピードを上げて片付け始めました。(達観してる・・・!)

 

 

次のミッションは 夕飯作り。

もちろんこれも大人は少しの補助だけです。

そこでいよいよ、白井のカミナリが。。。笑

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「一旦全員、集まろうか。」と静かに呼びました。

こう言う時、子供はすごいですよね、

異常事態を察して、すぐに集まり、

そしてさっと正座に座り直すKちゃん。笑(素晴らしい!)

私の無表情での悟りに口が開きっぱなしになるTくん。笑

(怖がらせてごめんね。笑)

 

 

 

「みんなが遊んでいる間、Kちゃんが最後まで、みんなの分のデザートを用意して、片付けもしてくれてたよ。 みんなはさ、自分だけ良ければ、自分だけ楽しければそれでいいの?そう言う考えなら次の夕飯作りは先生たちで作るよ。 みんなは楽しく遊んで待っててくれていいよ。みんなで決めな。」

 

 

こう言う時、感情は入れず、冷静に事実を説明。

何が良くなくて、何をすべきだったか、自分たちに考えさせます。

 

少しの沈黙の後、

「みんなでやる。Kちゃんごめんね!!」という声が次々。

 

 

そして、ニコッと笑って気持ちの切り替え!

「ヨーーシ!じゃあみんなで作ろ〜〜!♪」

(大人はなかなか、これが難しいですよね。)

 

 

そこから急激にチームがまとまり、

みんなでやろう!と夕食作りに取り掛かる子供達でした!

 

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自分だけ良ければそれでいいのか?

誰も見てないからちょっとズルしてもいいや。

楽しいし、楽な方がいい。代わりに他の人が苦労してもいいや。

 

子どもたちだけじゃなく、私たち大人でもそんな弱い心は時々あります。

でも、それで本当にいいのか。仲間が大変なのに、自分たちだけ楽にしていていいのか。

 

急遽カミナリが落ちる事態にはなりましたが、怒られるから気づくこともあります。

気づいていないことを伝える。

でも、判断は子どもたちに任せる。

だからこそ、子どもたちは自分で決めたことだからやり抜きます^^

 

さて、そろそろキャンプ1日目の記事も終わります!

でもまだまだ山あり谷あり!2日目にはとうとう涙も!?

それでは、次回もお楽しみに!