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学校に行かないことは悪いこと? 不登校児にしてしまったのは私の育て方のせい?

2018年09月02日

一昨年、ラボがオープンした1年目の時に「学校に行きたくないなら行かなくていいよ、ラボにおいで」とブログで発信しました。シェアしてくれた方や応援してくれた方々がいて、おかげで、実際学校に通っていないお子さんがラボに来てくれていました。

その子はいまでは元気一杯に学校に通っている様子でとても嬉しく思います。
私たちがした事なんて「ただ場所として受け入れただけ」で、米粒1粒くらいの影響でしかないのかもしれませんが、それでも、ほんの少しでも何かいい影響となれたのなら、発信してよかったと思えました。

ですが、実はその時批判の意見もいただいていました。

「専門家でもないのに」
「偽善者」
「弱者を食い物にしてる」
といったようなご意見でした。

こういう批判をする方がいるのかと驚くと共に、それなりに凹みました。笑
えぇ、それなりに。一期目は今よりもずっとずっとピュアでしたので。笑
(おかげさまで、この3年で色々と今は少しだけ強くなりましたが)

その時、傷つきはしましたが、
こうして批判を受けたのが私でよかったなあと思いました。
「大人がこれだもん。子ども達はもっと傷ついてるよね」と。
もちろん、批判=いじめとは思っていませんが、
そこに愛があるかないかで、全く変わってきます。
指摘やクレームは、愛情表現だと思っています。

今はSNSで「いとも簡単に」人を傷つけることもできるし、
応援したり勇気付けたりすることもできる。
顔を合わす事もなく、指一本で。

私は、自分が傷つけられたとしても、
応援する側の人間で居たい。
そう思います。

応援の方法も色々あるし、
「優しさ」の定義も色々ある。

でも人によってその定義は様々なので、
相手にそれがうまく伝わらない事もあるし、
それがかえって相手を傷つける事もあるかもしれない。
そんな時はごめんなさい。
でも、それでも私は応援する側で居たい。
そう思います。

だから、わたしは今年も懲りずに
「学校に行きたくなかったら行かなくていいよ、ラボにおいで」と伝えます。

ラボは今年から、小学生向けの事業もスタートしました。
いろんな子が来て居ます。
近くの学校の子、遠くから通っている子、学校には行かずにラボに来ている子、、、
いろんな子が来て居ますが、みんな、多かれ少なかれ何かしら悩みを抱えて居ます。
でも、特別扱いはして居ません。
日によっては学童に年少さんがくる事もあります。
でも、それも特別扱いはしません。
3歳児のまま、字が書けない、じっと座れない、先生に抱っこされている、、など、そのまま、ありのままの3歳児として受け入れて居ます。子ども達もそうです。自然と受け入れて居ます。
「これが本当の多様性だ」と子どもたちから教わりました。

それぞれの違いをそのままに受け入れて、無理に出来ないことをさせようとはしないし、かと言って自分も我慢や無理はせずやってあげる事もある。そうしてみんなが楽しい方、心地よい方を選択し、それが、全体の心地よさを作っている。
私たち大人の方がその姿勢を学ばないとな、といつも感じさせられます。

で。
何が言いたいかというと、
不登校は病気じゃないし、「治す」ものでもない。
環境が変われば、変わる事だってある。
だから、ラボに来たら私たちはその子に#不登校の子というタグ付けをせずに、
まっさらなイメージで受け入れたいと思って居ます。

ラボに来ている子どもたちには関係ありません。
もっと言えば保育現場にいる赤ちゃんたちには全く関係ありません。
保護者さんから聞いて居た「すぐ怒る」なんて事前情報は全く無視で、
その子にばっかり甘えるベビちゃんが居て、通ううちに面倒見のいい子になっていて、デレデレになって赤ちゃんたちをあやしてくれて居たり。笑(やっぱり赤ちゃん最強説!)

不登校の子ども本人も、その保護者さんも、自己イメージを「不登校の子」「不登校の子の親」として、マイナスイメージで見学に来ることが多いのですが、その家族が通ううちに少しずつ、アレコレ心配だったことが、あっけらかんと変わっていく姿に、ああやっていてよかったと心から思うのです。

だから、まずは気軽にご連絡くださいね^^