コドモクリエイターズインク

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【ペットボトルキャップがアクセサリーに!〜海洋汚染ってなんだろう?〜】

2019年05月12日

今回のインクの活動には、スペシャルゲストとして「環境教育まゆみんず」の皆さんに来ていただきました!

環境教育まゆみんずは武蔵野大学の学生さんたちが立ち上げたプロジェクトで、ペットボトルキャップを綺麗なアクセサリーにアップサイクルする活動を通して海洋汚染などの環境問題に取り組んでいます。また小学生たちに環境問題を自分事として捉えてもらえるように出前授業も行なっています。

これまでゴミ拾いなどを通して環境について学んできたインクの子どもたちのために、今回は遠くからわざわざ来ていただき、海洋汚染問題やまゆみんずの活動についてお話ししてくれました!

まずはアイスブレイクとして、みんなで名前覚えゲームと人間知恵の輪をやりました!その甲斐もあって、子どもたちは初めて会ったまゆみんずのお姉さんやお兄さんとも直ぐに仲良くなりました。

雰囲気が良くなったところで、まゆみんずの皆さんからのお話しです。

ペットボトルなどの大きなゴミでも時間が経つうちに海の中で小さくなってしまうこと、だから海には細かいプラスチックの破片がたくさんあって、それを魚が食べてしまっていることなどをわかりやすく教えてくれました。

その後は、その問題を解決するために実際にまゆみんずが行なっているペットボトルキャップアクセサリー作りの活動を紹介してくれました!

まず出てきたのは粉々になったプラスチック。これらは全てペットボトルキャップの破片で出来ているのだそう。そして次に出てきたのは、綺麗な模様をしたプラスチックで出来た板のようなもの。これはなんとさっきの破片をプレス機で押し固めて出来たものなのだとか。そして、この板から色々な形にくり抜いて、様々な形のアクセサリーを作るのだと教えてくれました。

実際にペットボトルキャップアクセサリーの材料や完成品を見た子どもたちは皆んな、ペットボトルキャップからこんな可愛いものが作れるんだ!と大興奮な様子で、「綺麗~!」「これ欲しい!」といった声がいっぱい聞こえてきました!やっぱり可愛いは正義なのだと実感しました。

この技術を使って他にどんなものが作れるかなあという話題になると、筆箱や定規、時計の枠、鉛筆のキャップ、ステンドグラス、ゴミ箱など次から次へと子どもたちから様々なアイデアが出てきました。まゆみんずも「その発想はなかった!」と必死にそのアイデアをメモしている姿がとても印象的でした。子どもの素直で自由な発想は、大人になってもずっと持っていたいなあと改めて思いました。

午後は、天気が良く何より子どもたちの元気が爆発していたので、急遽ゴミ拾いをみんなですることに!
今回は今までのルートとは少し違って、「ある目的地」を目指し渋谷の街に繰り出します。

するとまず目に飛び込んできたのは、自販機の横のスペースに平積みされたゴミたち。今流行りのタピオカの容器が多いこと。しかも、飲み残しも多く「なんで?もったいない!」と皆んなで言いながらゴミ拾いをしていました。

どうすればこのようなポイ捨ては無くなるのか、これからも皆んなで考えていきたいです。

このようなポイ捨てされたゴミに導かれ、皆んなが辿り着いた先にいたのはなんと「浜辺に打ち上げられた大量のゴミまみれのクジラ」です。一見本物のようなこのクジラは環境問題を啓発することを目的に作られ、全てゴミで出来ています。

このクジラを見た子どものたちの目には何が映ったのでしょうか。

人間が出すゴミがクジラなどの他の生物を苦しめ、地球の環境を破壊してしまっているという事実を自分事として捉え、自分には何が出来るのか少しでも子どもたちが考え行動してくれたらなあと自戒も込めて思います。

まゆみんずの皆さん、お忙しい中どうもありがとうございました!